2023年(令和5年) 2月5日(日)付紙面より
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鶴岡の食文化について学ぶ会が3日、鶴岡市の湯野浜小学校(八渡宗一郎校長、児童99人)で行われ、子どもたちが旬を迎えたマダラの解体を見学した。
学校近くの温泉旅館「湯野浜温泉 游水亭いさごや」の協力を得て3年前から毎年開いている。この日は6年生19人が参加。いさごやの大野直一調理長が鼠ケ関漁港に水揚げされた体長約80センチのマダラを解体し、白子や脂わた(肝臓)がどの部分にあるか教えた。児童たちは「この1匹で何人分ですか?」「頭は何に使うの?」と大野調理長に質問していた。お昼には、あらかじめいさごやの厨房で作られた寒ダラ汁が子どもたちに振る舞われた。
タラの解体を初めて見た相馬萌結(めい)さん(12)は「とても迫力があった。白子や肝臓の部位がどんなところにあるのか知ることができて勉強になった」と感想を話した。