2023年(令和5年) 3月17日(金)付紙面より
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鶴岡市の9小学校で16日、卒業式が行われた。新型コロナの制約の中、友だちと力を合わせながら学校生活に励んだ卒業生が学びやに別れを告げた。
このうち朝暘一小(鈴木郁生校長、児童549人)の式典には卒業生91人のほか、在校生(5年生)と保護者ら関係者合わせて約300人が出席。少し大きめの中学校の制服姿で登壇した児童一人一人に鈴木校長が卒業証書を手渡し「体験学習が中止になったりマスク生活が続いたり大変な中、皆さんは仲間との絆を深めながら一歩ずつ成長してきました。これからも志を高く持ち、未来に向けて羽ばたいてください」と祝辞を送った。別れの言葉では代表者が1人ずつリレー形式で6年間の思い出を振り返り、感謝の思いが詰まった言葉に教職員や保護者らは目頭を押さえながら耳を傾けていた。
式を終えた遠藤李玖(りく)君(12)は「思い出が詰まった学校を卒業するのは寂しいが、中学で新しい友だちができるのは楽しみ。勉強が難しくなると思うので今まで以上に頑張りたい」、森美緒(みお)さん(12)は「コロナ禍でも友だちと毎日明るく過ごすことができた。新しい学校生活が始まるのは少し不安もあるが早く慣れて新しい思い出をたくさんつくっていきたい」と話した。
庄内地方では17、18日に多くの小学校で卒業式が行われる。