2024年(令和6年) 3月24日(日)付紙面より
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「技」の日本一を競う第32回技能グランプリ大会(福岡県など、2月)の日本料理部門に山形県代表として出場した鶴岡市立加茂水族館魚匠ダイニング沖海月の須田剛史料理長(48)が銅メダルを獲得した。全国有名ホテルや専門店の料理人が集まり頂点を競う高いレベルの競技会。須田料理長は「すごい面々の中で上位入賞することができ、素直にうれしい」と喜びを語った。
日本料理部門には全国の精鋭約30人が出場した。課題料理は▽ヒラメのお造り(1時間)▽煮物わん(40分)▽酢の物(40分)▽創作料理(1時間)―の4品。盛り付けの美しさや食材の扱い方、調理の手順と基準がきちんと守られているか、調理場の衛生面など細かく審査された。
須田料理長が同大会に出場したのは4回目。これまで敢闘賞を受賞したが、メダルの獲得は初となった。特にヒラメのお造りは審査員から高い評価を受けたという。
須田料理長は「緊張することもなく、いい状態の中で大会に臨めた。昨年11月下旬から3カ月間、訓練を重ねたがヒラメのお造りは練習以上の成果を上げられたと思う」と話した。