2024年(令和6年) 4月19日(金)付紙面より
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龍神様を祭る鶴岡市下川の善寳寺(水口道雄住職)で18日、春恒例の龍王講春大祭が行われた。地元の幼児たちによる稚児行列や本堂での大祈祷が繰り広げられ、多くの信者が龍神様とのご縁を結んだ。
龍王講は入講者が龍神様とご縁を結び、家内安全や身体堅固、心願成就などの加護を得るもの。春大祭は毎年この時期行われ、今年は18~21日の4日間。今回は西郷や湯野浜地区の5歳児9人と保護者、僧侶、講員など約50人が、山門をくぐって本堂に続く96段の大石段を登った。
行列が本堂に到着した後、お釈迦様の誕生を祝う仏誕会(灌仏会、花祭りとも)が行われた。講員が講を詠唱し、稚児たちがハスの花をかたどった色紙をまくと参列した信者たちが大事そうに拾い集めていた。仏誕会の後は大祈祷が行われた。
行列を見守った近くの60代女性は「近所の子が行列に参加すると聞いて見に来た。華やかでとてもかわいらしい。長く続いてきた素晴らしい行事なので多くの人に見てほしい」と話していた。