2010年(平成22年) 9月4日(土)付紙面より
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鶴岡市三瀬の気比神社(石塚志郎宮司)境内の相撲場で3日、奉納相撲大会が行われた。地元の保育園児と小中学生が参加し、大勢の保護者や地元住民が見物する中で熱戦を繰り広げた。
奉納相撲大会は、同神社の秋の例大祭に当たる9月3日に毎年行われている。以前は庄内全域から力自慢が集まり、大人の大会も開かれていたが次第に参加者が減り、30年ほど前から子供の大会だけになった。現在は三瀬小学校の校内相撲大会を兼ねて開催されており、三瀬保育園の園児と豊浦中学校の男子選抜選手による取組も行われている。
この日の午前中は、小学生が男女ごと学年別のトーナメント戦と、女子の中学年、高学年別の東西対抗戦(団体戦)、3年生以上の男子による学年別の勝ち抜き戦が行われた。また、保育園児は男女の区別なしで11人がトーナメント戦を繰り広げた。
男子はまわし姿、女子は体操服で土俵に上がり、「はっけよい」の合図でぶつかり合った。保育園児の取組では女子が粘った末に体の大きい男子を寄り切る大相撲も見られ、観客席から大きな拍手と歓声が起こっていた。保育園児と小学6年生の男女優勝者には、竹を紅白の水引などで飾った「梵天」がそれぞれ贈られた。
午後からは男子中学生の取組が行われた。