2012年(平成24年) 3月4日(日)付紙面より
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第31回庄内少年少女百人一首かるた大会が3日、鶴岡市第六学区コミュニティセンターで開かれた。庄内各地から参加した保育園児や小学生たちが、競技かるたで熱戦を繰り広げた。
競技かるたの普及や競技力向上を目的に、庄内地方在住の愛好者たちでつくる鶴岡かるた若葉会(星野正紘会長)が毎年開いている。今回の大会には鶴岡、酒田、三川、庄内の4市町から、小学生と保育園児44人が参加した。
競技は低学年以下、中学年、高学年ごとの個人戦。はじめに予選を行い競技力に応じてクラス分けをした後、トーナメント戦で順位を競った。
会場には張り詰めた空気が漂い、読み手の声を待つ子どもたちは取り札に視線を向け、目と耳に全神経を集中させていた。読み手が上の句を読み上げると、会場内のあちらこちらで「パン」という札をはじく音が響き、子どもたちは熱戦を繰り広げていた。
おととしから3年連続で参加している中平田小6年の岡田祥弥君(12)は、「とても緊張している。札を覚えて相手より早く取るのが面白い。周りのレベルも高いので負けないように頑張りたい」と話し、トーナメント戦に臨んでいた。