2025年5月21日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(令和1年) 12月26日(木)付紙面より

ツイート

赤川洪水に対応

 鶴岡市は、赤川水系の河川が増水、氾濫した場合に想定される浸水区域と深さ、避難場所と経路などを示す洪水ハザードマップの見直しを進めている。対象となる区域で住民説明会や意見交換会を行い、本年度中に完成させ、来年5月の市広報を通じて関係学区・地区、地域の全世帯約2万6000戸に配布する。

 今回の見直しは、今年3月に県が管理する内川、青龍寺川、倉沢川、それに赤川の一部ついて、新たな洪水浸水想定区域図と浸水深が公表されたのを受けたもの。水防法改正に伴い国土交通省酒田河川国道事務所が公表した国管理の赤川に関する洪水浸水想定区域を受け、市が2017年3月に作成したハザードマップを改訂する形で見直す。

 17年版のハザードマップは最大規模の降雨量として「12時間総雨量303ミリ」を想定。赤川の堤防が決壊した場合に家屋の倒壊や流出をもたらす氾濫が想定される区域や、浸水後に水が引くまでの浸水継続時間の想定も示した。最大浸水深は6メートル近い場所もある。

 県の公表を受けた今回の見直しで対象となるのは鶴岡地域の第一―六学区、斎、黄金、大泉、京田、栄、大山の各地区と、櫛引、朝日の両地域。対象区域の住民説明会や意見交換会では、市民から川を渡って避難所へ避難することへの抵抗感や、避難所が浸水域にあることへの不安の声が出された。市は、こうした意見を踏まえたマップ修正案を来月下旬ごろまでにまとめ、関係地域ごとに確認する。

 マップは鶴岡地域市街地、同地域郊外地、櫛引地域、朝日地域の4種類を作成。対象全戸に配布する。

見直しが進められている洪水ハザードマップの素案
見直しが進められている洪水ハザードマップの素案


2019年(令和1年) 12月26日(木)付紙面より

ツイート

台湾・嘉義市で28日開幕「日台国際野球大会」 酒田の2選手 東北選抜で出場

 28日(土)に台湾・嘉義市で開幕する「第17回日台国際野球大会」にエントリーした「東北選抜」のメンバーに、庄内地域の中学生で組織する硬式野球のクラブチーム「酒田リトルシニア」(酒田市、本間義浩会長)に所属する選手2人が選ばれた。両選手は「野球を楽しんできたい」「個性を生かして頑張る」と意気込みを語った。

 酒田リトルシニアは2008年に結成。日本リトルシニア中学硬式野球協会に所属しており、同協会が主催する各種大会にエントリーしている。今夏、中学生硬式野球の全国大会「リポビタンカップ第47回日本選手権大会」に東北代表として出場した。

 今回、東北選抜に加わって初の国際大会に挑むのは、主将の鳴瀬羽空選手(14)=酒田六中2年=と、捕手、投手、内野手と複数のポジションをこなす住石孝雄選手(14)=酒田三中2年=の2人。今年9―10月に行われた秋季新人東北大会での活躍が関係者の目に留まり、東北選抜のメンバーに入った。

 長年にわたって酒田リトルシニアでコーチを務める井上芳さん(49)=酒田市=は「共に現在のチームの中心選手。野球に向かう姿勢が前向き」と話す。「高校でも活躍できるよう、複数のポジションができるようにチームでは指導している」と続け、住石選手同様、鳴瀬選手も内野手、投手ができるという。

 鳴瀬選手は「選抜チームのメンバーに選ばれたことに感謝。いつもはライバル同士となる他のメンバーのプレーを見て、自分やチームに足りないところを学びたい。何より野球を楽しんでくる」、住石選手は「監督、コーチ、家族、学校など応援してくれる人たちに感謝したい。複数のポジションをこなせるという個性を生かし頑張ってくる」とそれぞれ話した。

 2人は26日(木)に酒田を出発し仙台市内で他のメンバーと合流。合同練習後に空路、台湾へ。来年1月1日(水)まで5日間にわたって繰り広げられる大会に臨む。

東北選抜に選ばれた鳴瀬選手(右)と住石選手
東北選抜に選ばれた鳴瀬選手(右)と住石選手



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field