2025年5月25日 日曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 9月29日(金)付紙面より

ツイート

船凍イカ例年比3分の1 酒田港 水揚げ今後に期待

 日本海を回遊するスルメイカを採取する本県の中型イカ釣り船のうち、「第八十六若潮丸」(本間健漁労長)が28日朝、酒田市の酒田港に帰港し、船内で冷凍した「船凍(せんとう)イカ」の水揚げ作業が行われた。本間漁労長は「数量が足りない分、値段でカバーできそう。探知機にイカの反応が出てきており、これからに期待したい」と話している。

 本間漁労長によると、同船は8月中旬に酒田港を再出発した後、日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海中央部「大和堆」に向かってから北上、8月末からはロシア海域でスルメイカを追いかけた。当初は30日(土)まで同海域で操業する予定だったが、韓国船と入り会いになり、接触の危険性が高まったことから切り上げた。「台風の接近もなく、なぎ続きだったのが幸いした」(本間漁労長)という。

 同船は28日午前6時ごろに着岸し同7時ごろから水揚げ作業。あいにくの雨降りの中、船員や県漁業協同組合職員が船内から冷気をまとった「船凍イカ」を次々と運び出し、冷凍庫に移した。

 この日、水揚げされたのは約5100ケース(1ケース8キロ換算)で、前回8月の水揚げに比べて持ち直したものの、それでも例年比で3分の1ほど。県漁業協同組合の西村盛専務理事によると、全国的なイカの不漁に伴って取引価格が上昇し、良型では昨年に比べ4割ほど高い値が付いているという。同船は29日にも再び出航する予定で、12月末まで大和堆などでイカを追う。本間漁労長は「古里・酒田の活性化のため、少しでも多く水揚げしたい」と力強く語った。

船内から船凍イカを運び出す関係者たち=28日午前7時半ごろ
船内から船凍イカを運び出す関係者たち=28日午前7時半ごろ



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field