2023年(令和5年) 12月10日(日)付紙面より
ツイート
「酒どころ大山」の地酒を存分に楽しんでもらう鶴岡市の「大山新酒・酒蔵まつり」が、コロナ禍の中断を経て、4年ぶりに来年2月24日(土)に開催される。前売り券販売が、今月17日(日)正午から同市大山にある出羽商工会本所で行われる。4つの蔵元を巡る「酒蔵めぐり」、新しい大山コミュニティセンターでの「大山新酒を楽しむ会」の各チケットを販売する。
まつりは大山のPRとともに地酒の消費拡大や交流人口増加、地域振興につなげようと、実行委員会形式で1996年に始まった。地区内の羽根田酒造(白梅)、渡會本店(出羽ノ雪)、冨士酒造(栄光冨士)、加藤嘉八郎酒造(大山)の4酒蔵で寒仕込みの新酒が味わえるイベントとして人気が高く、コロナ禍以前は地元のみならず隣県、関東や関西からもリピーターが多く、前売り券販売では例年長蛇の列ができていた。
2020年2月以来4年ぶりとなる29回目のまつりは、酒蔵めぐりの前売り券を以前の半分の1500枚に抑えて実施する。まつり当日は午後1時―同4時に4つの酒蔵を巡ることができ、各蔵元で新酒などを楽しんでもらう。酒蔵めぐりとは趣向を変え、ゆっくりとくつろぎながら各蔵元の銘酒や新酒、料理を味わうことができる新酒を楽しむ会は、午後2時―同3時半に大山コミセンで行う。このほか、「つけもの処本長」など地区内3カ所に「お休み処」、出羽商工会本所に「お祭り広場」を設けて、来訪者を迎える。
酒蔵めぐりの前売り券は3000円、新酒を楽しむ会は5000円で、それぞれ1人4枚までの限定で販売する。17日は正午から午後3時まで出羽商工会本所で販売し、18日以降は完売まで同本所で平日の午前10時―午後3時に販売する。酒蔵めぐりの前売り券のみは、インターネットショップのイープラスでも17日正午から販売を開始する。前売り券やまつりに関する問い合わせは、出羽商工会本所=電0235(33)2117=へ。