2025年(令和7年) 4月20日(日)付紙面より
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善寳寺(水口道雄住職)の「龍王講春大祭」が18日から鶴岡市下川の同寺で始まった。21日までの4日間、本堂で大祈祷を受け、奥にある「龍王殿」を拝観する。
お釈迦様が生まれた日は4月8日とされているが善寳寺では毎年、10日後の18日から「春大祭」を行っている。初日は健やかな成長を願う恒例の稚児行列があり、年長組(5歳)の園児12人が参加。可愛らしく着飾った子どもたちが保護者に手を引かれ本堂を目指した。
本堂ではお釈迦様の誕生を祝う「佛誕会(ぶったんえ)」と大祈祷の後、園児がハスの花びらをかたどった「散華(さんげ)」を参列者に撒いた。
18日は大祈祷に合わせるかのように雨が降り同寺の僧侶は「龍神様が近くにいるというお知らせで、とても縁起がいい。春大祭では龍神様とご縁を結んでいただきたい」と話していた。
春大祭は各日とも午前10時から。法話と大祈祷を受けた後、龍王殿を拝観する。大祭には例年、海の安全と豊漁を祈願する漁師や厄年を迎えた人たち、商売繁盛を願う各企業の代表者らが参列している。問い合わせは善寳寺=電0235(33)3303=へ。