2025年(令和7年) 4月23日(水)付紙面より
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遊佐町在住の高校生―一般計14人で結成した派遣団(団長・渡部智恵健康福祉課長)が先月、同町と姉妹都市盟約を結ぶハンガリー・ソルノク市を訪問。団員たちによる帰国報告会が20日、町生涯学習センターで開かれ、現地の児童・生徒との交流など充実した日々について発表した。
同町青年団が1983年、ハンガリー民族舞踊団「ティサ」を受け入れたことがきっかけで同国との草の根交流が始まり、町は2004年にソルノク市と姉妹都市盟約を締結。以来、青少年らが相互に訪問し合っている。今年は3月18日から7泊8日の日程で訪問。ホームステイをしながら日本大使館やソルノク市役所などを表敬したほか、書道、折り紙といった日本古来の文化を通して現地の児童・生徒らと交流を深めた。
報告会では町国際交流推進協議会長の松永裕美町長が「皆さん一人一人の経験は『町の宝』として紡いでいきたい」とあいさつ。滞在時の様子を撮影したスライドによる活動報告の後、高校生団員が一人一人登壇し、「知識を得ることの大切さを思い知った。また行ってみたい」「笑顔で歓迎してくれ、うれしかった。派遣を通して学んだことを今後に生かしたい」などと発表。聴講に訪れた町民約30人は熱心に聴き入っていた。