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2025年(令和7年) 4月26日(土)付紙面より

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塩分「気にせんべい」開発 酒田米菓トイメディカル 実質摂取量ゼロ商品

 「オランダせんべい」など米菓を手掛ける酒田米菓(酒田市両羽町、佐藤栄司社長)は、食品や医療製品の開発・製造・販売などのトイメディカル(熊本市南区、竹下英徳社長)と共に、実質塩分摂取量がゼロになる薄焼きせんべい「気にせんべい」を開発、福岡県を中心にした九州地域で先行販売しているほか、通販で取り扱っており、好評を得ている。

 厚生労働省の指針による1日当たり塩分摂取量の目標値は7グラム未満だが、実際は平均10・1グラムを摂取。過剰摂取は高血圧や心疾患、脳血管疾患などの大きな要因となり、死亡リスクが高まるという。

 「健康を意識すると食の我慢が発生する。おいしいと健康を両立させたい」との企業理念を掲げているトイメディカルは、体内でゲル状に変化した海藻由来の食物繊維「アルギン酸類(塩分吸着パウダー)」が塩分と結合したまま便として排出される「塩分オフセット技術」を開発、これまでにサプリメント、調味料を発表し全国販売している。

 同社マーケティング本部の中村一貴本部長は「全国でも塩分摂取量が多い傾向の東北地域で、さらにこの技術を広めていきたい」と今回、酒田市産業振興まちづくりセンター・サンロクの運営をサポートしている田中美穂さん(東京都港区)の仲介で、酒田米菓とタッグを組むことに。「気軽に手に取ってもらえる商品にするため、地元で愛されているメーカーと組みたかった」(中村本部長)という。昨年夏から開発に着手、通常のオランダせんべいをベースにパウダーを0・5グラム配合し、塩分摂取量が実質ゼロとなる「気にせんべい」の商品化にこぎ付けた。九州地域では先月末から発売中。

 商品の発表会が21日、酒田市のオランダせんべいファクトリーで行われ、中村本部長と酒田米菓の佐藤栄人副社長が概要について紹介した。「熊本の『くまモン』と酒田米菓の『オランダちゃん』をぜひコラボさせたい」(中村本部長)と。「気にせんべい」は40グラム入り378円(税込み)。九州地域以外ではトイメディカル通販サイトで扱っている。問い合わせなどは同社=電096(342)6477=へ。

オランダちゃんが見守る中、「気にせんべい」をアピールする佐藤副社長(左)と中村本部長
オランダちゃんが見守る中、「気にせんべい」をアピールする佐藤副社長(左)と中村本部長



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