2025年(令和7年) 4月29日(火)付紙面より
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少年非行防止活動などに取り組む、酒田警察署(小川広治署長)の「県少年警察大学生ボランティア」委嘱状交付式が23日、同署で行われ、酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)の学生10人に委嘱状を交付した。
県警生活安全部は、若者の目線を生かし、青少年の非行・被害防止活動などに協力する同ボランティア制度を2016年に導入。同署では公益大生を対象に17年から取り組みを展開している。委嘱を受けた学生たちは青少年健全育成団体や警察と連携し、非行防止の啓発活動や立ち直り活動に参加する。任期は来年3月まで。
交付式は署長室で行われ、2―4年生3人が出席。小川署長は「同年代が同じ目線で話し掛けることで、啓発や交流活動の効果を期待している。学生にとっても良い経験になれば」と激励し、一人一人に委嘱状を手渡した。
4度目の委嘱状を受け取った小野寺爽太さん(4年)は「これまで以上に一つ一つの活動を大切に取り組み、少年非行を一件でもなくす手助けとなれば。ボランティア経験を生かし、将来は警察官を目指している」と活動への抱負を語った。
同署では引き続き大学生ボランティアを募集している。4月現在の同署管内の大学生ボランティアは次の通り。▽4年=小野寺爽太、設楽晏斗、袴田隆星(酒田市)色摩未来(米沢市)▽3年=齋藤雅咲、諏佐治香、伊藤綾花、安達心美(酒田市)▽2年=上野凜、卯野優菜(同)