2025年(令和7年) 5月6日(火)付紙面より
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鶴岡市馬場町の荘内神社(石原純一宮司)で4、5の両日、子どもの健やかな成長を願う「泣き相撲」が行われた。今年は県内外から過去最高の174人(生後3カ月から2歳ぐらいまで)が「参加」。会場には子どもたちの泣き声が響き見物客の笑顔を誘った。
「こどもの日」恒例の泣き相撲は今年で10回目。健康と同時に邪気を払う意味が込められている。東西に分かれて向き合い、大きく泣いた方に軍配が上がる。
親子は本殿で健康祈願の祈とうを受けた後、ねじり鉢巻きをして取組会場の参集殿へ。石原宮司と荘内藩甲冑(かっちゅう)研究会荘内武者隊理事の高橋弘さんが交代で行事を務め「のこった、のこった」「さあ、どうだ!」という掛け声に「ワー、ワー」と大泣きする子が続いた。中には平然とした表情の男の子や女の子も。取組を終えた親子は祖父母ら家族と一緒に記念撮影し思い出に残した。
鶴岡市内から来た父親は「(息子が)元気いっぱい泣いてくれて良かった。これからもすくすくと育ってほしい」と笑顔を見せた。