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2019年(令和1年) 5月12日(日)付紙面より

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慶應先端研で任用式・入学式

 鶴岡市の慶應義塾大先端生命科学研究所(冨田勝所長)の「高校生研究助手」と「特別研究生」の任用式・入学式が10日、同市覚岸寺の鶴岡メタボロームキャンパスで行われた。本年度は27人(研究助手9人、特別研究生18人)に任用証と受入証が手渡された。庄内の高校生が最先端の研究環境を生かしたバイオサイエンス分野の研究に携わり、未来の研究者を目指す。

 研究助手は、研究所に隣接する鶴岡中央高の生徒を対象に2009年度に始まり、本年度は9人。放課後に研究所に通い研究プロジェクトに従事し、アルバイト代も支払われる。

 特別研究生は11年度にスタート。世界的な研究者を目指すという意欲を持った生徒を対象に、平日の放課後や夏休みなどに研究所に出入りし、スタッフの指導でそれぞれの研究に取り組む。本年度の研究生は鶴岡南6人、鶴岡中央3人、羽黒3人、鶴岡東2人、酒田東4人の1―3年生計18人。

 この日は生徒と保護者、スタッフ、来賓として山口朗鶴岡副市長、各高校の校長ら合わせて約100人が出席。冨田所長が「これから向こう100年の日本は高くても買ってもらえるいいもの、いいサービス、高い技術で勝負する時代。その第一歩は人と違うことをすること。慶應鶴岡は19年間、それを愚直にやってきている。皆さんが好きなバイオ科学にエネルギーをつぎ込んで、世の中にどう貢献できるか、実行に移してもらいたい」と激励し、研究助手に任用証、特別研究生に受入証を授与して握手を交わした。研究助手や研究生を経験し慶應大に進学した学生や、鶴岡のベンチャー企業に就職したOBが後輩たちにエールを送った。

 27人の生徒を代表し、特別研究生の酒田東高普通科3年の工藤博俊さん(18)が「この一年は研究者としての精神を学び、自分の知見を広げることができた。これからの一年、感謝の気持ち、日々の努力、何かを解き明かしたいという好奇心を忘れず研究を行っていきたい。将来、世界で活躍する研究者になることを誓う」と決意を述べた。

本年度の研究助手、特別研究生として慶應先端研で研究に励む地元高校生
本年度の研究助手、特別研究生として慶應先端研で研究に励む地元高校生



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