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2012年(平成24年) 4月28日(土)付紙面より

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放課後は研究助手 鶴中央高生9人任用 未来の科学者育成図る

 鶴岡市の慶應義塾大先端生命科学研究所(冨田勝所長)の高校生研究助手任用式が26日、同研究所鶴岡メタボロームキャンパスで行われ、隣接する県立鶴岡中央高校の生徒9人が任用された。

 このプログラムは、若い人材にバイオサイエンスの最先端に触れてもらうことで、未来の科学者を地元鶴岡から育成しようと、2009年度から鶴岡中央高の生徒を対象に始めた。これまで延べ27人の生徒が任用され、各種学会で筆頭著者や共同研究者として発表するなど研究に貢献している。

 本年度、採用されたのは1年生の熊谷侑大君、土田雄大君、佐藤葵さん、鶴巻明美さん、2年生の木野善貴君(再任用)、久間達也君(同)、齋藤拓未さん、榎木満里奈さん、3年生の松田りらさん(同)の9人。約20人の応募の中から選考された。

 任用式で冨田所長が「皆さんがこれから行うのは勉強ではなくて仕事。責任と誇りを持って取り組んでほしい。研究所での経験を生かし、将来は世界的な研究者になれるよう頑張って」と激励し、一人一人に任用証を手渡した。

 初任用の榎木さんが代表して「難しいことや大変なことがたくさんあると思うが根気強く、このチャンスを生かせるよう努力する。世界に貢献できる研究者になれるよう頑張りたい」と抱負を述べた。続いて、初任用の6人に、指導役の研究スタッフから白衣が手渡された。

 生徒たちは今後、平日の放課後に通い、慶應義塾大の臨時嘱託職員として勤務。大腸菌を使った有用物質生産や腸内細菌の研究、カシミヤ鑑別法の開発など6つの研究プロジェクトに取り組む。その対価として時給850円のアルバイト料が支払われる。

本年度研究助手に任用された高校生たちと記念撮影
本年度研究助手に任用された高校生たちと記念撮影



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