2025年5月24日 土曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2014年(平成26年) 6月1日(日)付紙面より

ツイート

開墾場に若葉輝く 市民が茶摘み楽しむ

 鶴岡市羽黒町の地縁団体「松ケ岡開墾場」(山田鉄哉理事長)が2010年から取り組んでいる茶の栽培で、5年目となる茶摘みが31日、松ケ岡の茶畑で行われ、関係者や市民らが若葉を摘み取った。

 松ケ岡は明治初期、旧庄内藩士が開墾し、養蚕とともに1873(明治6)年ごろから茶の栽培にも着手したが、当時の品種は寒さに弱く産業化には至らなかった。しかし、松ケ岡開墾場総代で旧庄内藩酒井家第18代当主の忠久さんが「お茶の博物館」として知られる入間市博物館の黒澤一雄館長から進言され、130年ぶりに寒冷地での試験栽培という形で栽培が始まった。

 この日は松ケ岡開墾場や市の関係者、市民ら約15人が参加。「さやまかおり」「ほくめい」「ゆめわかば」「ふくみどり」の4品種、約4000本が植えられた約20アールのほ場で、つやつやした黄緑色の若葉を丁寧に摘み取った。

 母親と一緒に参加した朝暘三小4年の菊池今日子さん(9)は「茶摘みは楽しい。緑茶になるのが楽しみ」と作業に汗を流し、事務局の松ケ岡産業企画部長の清野忠さんは「今年は雪が少なく暖かい日が続いたため葉の成長具合がとても良い」と話していた。

 この日はお茶の乾燥作業まで行い、1日には紅茶・ウーロン茶作り、2日には茶摘みと緑茶作りが行われる。7月上旬ごろには二番茶の茶摘みも行い、紅茶やウーロン茶を作る予定。

画像(JPEG)



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field